『メカゴーレムの冒険』の続きのお話です。
時は流れ、老いた恍惚。
魔王軍のアルバム。それは遺された記憶。
恍惚とメカゴと行きたい場所があるというダーエロ。
デジタルも永遠ではないが、遺せる時間は長い。メカゴに全てを遺し、語り伝えさせたい。
そして語り伝えた後、突如メカゴの電源を落とす恍惚。
そして若い頃の姿になった恍惚。それは一番思い出深い頃の姿。
恍惚よりずっと長く生きるダーエロ。だからこそ遺せるものがある。
恍惚なる闇とは、彼が魅せられた魔の法、そしてそれはダークエルフ。
人は何故、生きるのか……それをずっと探していた恍惚なる闇。
時は流れ、恍惚も、そしてダーエロも、永い眠りに。
以上、『緑の墓』でした。前作とはまた雰囲気も変わって、しんみりと考えさせられるお話でした。
そして『メカゴーレムの冒険ファイナル』に続きます。
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