『メカゴーレムの冒険』、『緑の墓』に続く、メカゴーレムの冒険シリーズ完結編です。
時は流れ、恍惚なる闇とダークエルフの墓の前に佇むメカゴーレム。一人の少女の手によって、しばらくぶりに目を覚まします。
彼女の名はこごろう。人間とエルフの間に生まれたハーフエルフで、皆から虐げられています。
そんなこごろうに寄り添うメカゴ。
ちなみにこごろうの名前、そしてこの祈りの言葉は安価だそうです。一見ひどい安価でも、上手く物語と調和していますね。
それからというもの、よく一緒にいるようになるこごろうとメカゴ。
そんな平和な日々を襲うエルフの族長。
手柄のために殺そうとされるメカゴーレム。
メカゴを庇うこごろうに向けられる冷たい言葉。
そんなエルフ達に対し、遂にメカゴの怒りが。
それはメカゴの初めての感情、そして初めての自分の意思での戦い。
戦い終わって、傷ついたメカゴーレムは、帰るべき場所に戻ります。
悪とは何か。やり切れない死神五世。
以上、メカゴーレムの冒険三部作でした。3作とも雰囲気が違って、それでいて上手く繋がっていて、感動的な話でしたね。
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