ダーク恍惚なる闇の過去の話です。付属テキストによるとこの作品は、
・2008年紅白作品『もしもダー惚が×3』
・2010年夏の陣作品『もしも偽恍惚なる闇がエリー達と一緒に活躍したら』
の設定を元にした前日談だそうです。両作品とも名作で、また現在もなお受け継がれるダー惚や偽惚の設定の元となる作品ですので、興味のある方は是非プレイしてみてください。
昔、魔王軍に仕えていた魔導師。この人物こそが先代・恍惚なる闇。
皆から慕われていた恍惚なる闇。
しかし裏ではかなりやばい奴でした。
幽閉される人工ダーク『ナンバー3』。しかし彼にはわずかながら『自我』が宿っていて…
やがて脱出した『ナンバー3』を迎え入れたエオレーヌたちとの出会い。そして彼は『エミリオ』という名前を貰います。
エオレーヌたちと共に過ごす日々の中で、彼は何者にも縛られず自由でありたいと願うようになります。
しかしそんなことを恍惚なる闇が許すはずもありませんでした。
そして告げられる残酷な真実。
恍惚なる闇によって封印されてしまうエミリオ。
その封印は恍惚なる闇の死によって解かれます。
そして復讐を果たします。
しかし、そこにもうエミリオの居場所はありませんでした。
魔王軍を追放されるエミリオ。彼は自由を手に入れたと同時に、自由によって苦しめられることになったのでした。
それから月日は流れ、無気力な日々を送るエミリオ。
転機は突然やって来ます。ブライアンパンマン軍との出会い。そして『ダーク恍惚なる闇』としての新たな人生。
そして月日は流れ…どうやらこれは以前このブログでもご紹介した『エオレーヌ』の続編だったようです。
エミリオとの日々の記憶を取り戻したエオレーヌ。
その幼き日々の思い出を本にしたエオレーヌ。彼女もまた作家になる夢を取り戻したのでした。
以上、『LOST SUMMER ダイジェスト版』でした。どうやらこれは夏の陣2012に出す予定だった作品のダイジェスト版のようです。完全版はエターなってしまったのかもしれませんが、それでも闇に葬らずこうしてダイジェスト版として公開していただいたことに感謝します。作品を公開するという夢を諦めないという作者様の熱意が伝わってきました。